ORINASUとは

原型は江戸時代中期から東北地方にあったサキオリである

当時は日常生活に用いる衣類や布団などの布を、
裂いて細く繊維状にし、紙縒りのようにして織り上げた。
これらがサキオリの起源でORINASUの起源である。

その手仕事から生まれたサキオリに「ゴミ」として扱われながらも
まだイノチのあるモノたち「廃品」を素材とし、
タテにヨコにタテにヨコにとあらゆるモノを織りこんだ。

スクラップアンドビルドならぬ「スクラップでビルド」なモノツクリにより、
新しいイノチとして生まれた「ORINASU」にメッセージをのせ、
モノにもイノチのあるコトを伝える。

ORINASUスクラップでビルド、アップサイクル、SDGs

しばた みなみ

福岡出身、子供の頃から座学よりも図工、美術、技術と手を動かしたり、
とにかく創作している時間が好きで工業高校の建築科に進学、
卒業後は設計の道に進む。

設計士と両立しながら、福岡のアーティスト事務所スタッフに参加。
アーティストのリアルな部分を身近に見たことと、新しい経験をきっかけに
2013年から自身も創作活動を始める。
2014年、単身ニューヨークに渡り個展、グループ展を開催、
その後スペイン、ドイツ、オーストリアへ、
帰国後も京都、東京、直島と移住をしながら製作と発表を続ける。
2017年より地元福岡に作業場を構え、立体作品にも取り組んで行く。

作業場のある福岡、今津の海にて地域の方々と共に環境活動に
勤しみながら収集癖とモノへの愛着が発揮され
海で見つけたイロイロを使ってモソモソと作る中で

「ORINASU スクラップでビルド」が誕生

絵を描き、布を織り、木を削り、土を練り、
ほっこりと心がひと息、ゆとりの生まれるモノ、
キレイなモノよりも歪なモノ
そんなモノ作りを目指し、日々、製作と模索を続けている。

略歴