2019,展示/福岡
2019年8月6日〜27日
さいとぴあ西部地域交流センター内ホワイエにて開催
「ORINASU スクラップでビルド」
この地域で海ごみに出会って6年
ORINASUの形が出来て3年
やっとお披露目できることになりました
2013年、初めての海岸清掃で出会った海ごみと呼ばれる漂着物
そしてそれらを、日々、清掃してくださっている地域の方々
その地域との繋がりが長い年月を経て
作業場を構えるコトにまで繋がりまして、
その方々への感謝とリスペクトの気持ちを込めての展示を
福岡にあるコミュニティ施設「さいとぴあ」で開催することに
そもそも、そこで展示させていただけるのも
地域の方達のおかげ、というお世話になりっぱなしなのですが
このエリアには生きる化石カブトガニも生息しておりまして
産卵から生まれてからも、地域の方達は気にかけており
それでも、中には打ち上げられてお亡くなりになっていることも。
私も海岸清掃中にでくわしまして、
その時のカブトガニを自治会長にご協力いただきまして
剥製、標本化しまして
この展示の際にも、作品と一緒に見てもらうことに
今までは自分の思いや考え、心の中にあるものを
ぶつけていたようにも思う作品つくり
ネガティヴな意味ではなく心が揺らぐ感動然り、
自分の気持ちが動いた時というのを表言していたのですが
今回の展示は社会へのメッセージ
海で起きているリアルと
海岸清掃してくださっている地域の方がいてくれているコトを知ってほしい
「伝える」というコトには一貫しているのだけど、
伝えたい意味の広さと相手がハッキリと、しかし広くなったかなと。
ゴミと呼ばれたモノたちが集まり
新しい、ヒトツのイノチとなる
モノにもイノチがある
大事に、責任を持って、最後のトキはありがとう、バイバイを
↑のハートはそんな作品たちの蘇りのシンボル
展示しての反響もさることながら
驚き驚きだったのが、環境大臣がきた!ということです(当時)
私、とても猫背ですが
当時の原田義昭環境大臣!
美術・芸術がとても興味があるということで
こういうカタチでの啓蒙はとても良い!!
ということで激励いただきました。
一人モソモソと製作しておりましたが
こうして、ORINASUが本格幕開けとなりました